2017年5月17日水曜日

DMMから3Dプリント届いた!


注文から5日で届きました。発注時に一番心配だったのは、

箱にDMMって書いてあったらどうしよう

ってことだったんですが天地無用の印だけでした。却って怪しい気もしますが。

届いたものは上の写真の通り。表面はザラザラしていますが、家庭用3Dプリンタにあるような段差感はなく均質な感じです。ザラザラはかなりのザラザラで、皮膚炎対策にしている品質管理用手袋(薄くて通気性があるので皮膚炎の方にお薦めですw)の繊維にひっからまります。粒度は細かいので、アセトンで軽く表面を溶かせば十分実用になる感じです。

寸法精度は設計78mmの長辺で78.47mm、円柱の直径14mmが13.97mmでした。


ハンダ台にもジャストフィットですw

今回小物なので肉抜きもなにもしないで約800円ですみました。単純な形状なので箱などを作ってみないと何ともいえないですが、使いこなすノウハウなしでこの精度、この納期、この価格なら十分イケるんじゃないでしょうか。

2017年5月13日土曜日

はんだシュッ太郎

サンハヤト はんだシュッ太郎NEO 45Wタイプは、その名の通り(?)、ハンダを吸い取る道具です。

ハンダを吸い取るための道具としては、無動力のはんだ吸取器や吸い取り網などやがお馴染みですが、シュッ太郎はハンダ吸取器にヒーターが付いてます。

今回ちょっとゴツ目の部品を間違えて取り付けてしまいハンダを吸い取る必要が生じたのですが…ゴツいので普段使っている吸取器や吸い取り網ではたぶん無理。かと言って、2万円以上する電動ポンプ付きのものを買うのは辛い。

ということでヒーター+手動吸取器のコレを買ってみました。

結果として、ゴツいブロックターミナルもきれいにすっぽり外れました。ただし、

  1. 電動ではないので毎回ピストンを押し下げないといけない
  2. ピストンリリースボタンが上についているので逆手で握らないと使えない
  3. ヒーターの過熱が遅い
  4. 吸取り口が大きくて対象物が隠れて見えない

という問題があります。

ピストンを下げなければいけないのは承知の上ですが、ボタンが上の方についているのはちょっと慣れが必要でした…普段、ガングリップタイプのハンダごてなので。ヒーターの過熱が遅いのは、まぁ昔のハンダごてってこんな感じだったよね、とノスタルジーに浸る余裕があれば大丈夫(笑)。吸取り口が大きいのは、ランドごとすっぽり覆ってしまうので少なくとも2.5mmピッチぐらいで作業している分には許容範囲…かな?…というレベルですw

ヒータなしの吸取器が約1,000円、ヒーター付きが5,000円、ポンプもつけば20,000円…という費用感ですが、慣れない逆手での作業で1.6mm厚さ両面スルーホール基板にがっつりはんだ付けしたブロックターミナルをピンあたり3回程度の吸引で取り外すことができたので、私としては十分使い物になりました。

個人的に、今年は道具に投資する年度、と思っているので買ってみたのですが…「すばらしい!!!」と絶賛するほどではないものの、網組やヒーターなしの吸取器では十分に吸い取れない!と思っている方には十分コスパ高いと思います。

ユニバーサルボードで一工夫


■ユニバーサルボード苦手です■

いつもは回路図に赤ペンで配線済のラインを記入しながら配線するんですが、ボードの裏表変換しながら、表記の違うピンを探しながら…なので、効率悪いことおびただしいです。頭を使う作業と手作業が混在していると神経が無駄に疲れるんですよね。

いくつもの変換作業を行いながらなのでミスも出やすいですし、それが下に埋もれた線(写真でいえば01K - 17Pの緑など)だったりするともう大騒ぎです。

■作業を改善■

今回、ユニバーサルボード製作1時間ちょいで終わりました。ミスもなし。

私としては超高速だし、ノーミスなんて奇跡ですw

今回は少し頭を使いました。事前にSpread sheet上で信号名from, 信号名to, 配線from, 配線toの4つの列を持つ表を作ります。例えば赤い電源ラインは

  • 信号名From:ESP32 3v3
  • 信号名To:DEV 3v3
  • 配線名From:01S
  • 配線名To:17R

になります。配線マトリクス番号が必ず from < to になるようにしておきます。出来上がったら、配線fromと配線toを見ながら回路図を塗りつぶして確認します。ここまでが準備。

さて、配線です。「配線from」の列でソートしてから配線します。

写真の通り14列と17列の配線が埋まりやすいので、ここから始まる線を順番に片側だけはんだ付けして行き先までの長さでワイヤを切断/ストリップします。14/17列から11列へつながるワイヤはそのままto側もはんだ付けしますが、それ以外は放置です。同様のことを18列でも行い、fromを全部潰します。

宙ぶらりんになっているワイヤを片っ端からハンダメッキします。

「配線to」列でソートしてから残っている01列のSから順番に宙ぶらりんになっているワイヤをはんだ付けしていきます。順番にはんだ付けしていくだけなので、はんだ付けに集中できます。

回路図を読んだり裏表変換を使ったりという多少なりとも頭を使う作業と、単純なはんだ付け作業を切り分けたことで、頭は疲れないし単純作業も楽しく進みます。影になるランドもないので、ブリッジなどのリスクも少なくなります。

最後に配線fromと配線toを見ながらテスターで導通確認をします。準備作業30分、配線に35分、確認5分でした。

なかなか効率的です。お試しくださいませ。

追記:写真のユニバーサルボードはこれです。340円で10枚セット。商品名長いな。
HiLetgo 10PCS 5*7CM FR-4 ユニバーサル ブレッドボード プロトタイプ PCB ダブルサイド Tinned 1.6mm Thick

2017年5月4日木曜日

ESP32とI2SアンプをつないでWebRadioを受信


■ESP8266のWebRadio未だ成功せず■

以前ESP-WROOM-02で試した時はうんともすんともだったのですが、今回ESP32-DevKitC ESP-WROOM-32開発ボードMAX98357A(I2S 3W D級アンプ)という組み合わせであっさり成功しました。

■ESP32のI2Sはあっさり動いた■

接続はGPIO22とDIN、GPIO25とLRC、GPIO26とBCLK、あとは3v3とVin、Gnd-Gndを接続するだけです。このブレッドボードだと1列しか外に出ないので、IO22, IO25, IO26はモジュール下から直接硬いジャンパーワイヤーで接続しました。赤黒2本のジャンパーはアンプの出力をヘッドホンジャックにつなぐためのものです。

ESP-IDFは事前にインストール済(ESP32開発ボードをMacで)だったので、上記をzipでダウンロードして解凍、一番上のディレクトリでmake menuconfig、Serial flasher configでシリアル関連の情報(/dev/tty.SLAB_USBtoUART、速度921600、detect flash size when flashing bootloader, make monitor boud rateを921600)、Wifi ConfigurationでSSIDとPassword、AudioでGeneric I2Sを選択し、保存します。

make flashであとはコンパイル&ビルド&書き込み。プリセットされた局から明るい音楽が流れてきます…と思ったらバッファーアンダーランでガチャガチャになりますw 

main/include/playconfig.hに局がいくつか設定されていますが、#define PLAY_URL "http://ice1.somafm.com/illstreet-128-mp3"は’それよりだいぶ聞きやすいようです。

いやー。MAX98357AはちっこいのにI2S入力でD級3W出力。すげー音量ですし鳴らしっぱなしでも温まりもしません。最近のD級アンプはすごいなや。

とりあえずESP32 + I2Sが動作するということは確認できたので、Kickstarterのお手伝いプロジェクトは次に進みます;-)