2017年4月22日土曜日

銅線をハンダメッキする

最近新しいのを買った。減らないのでたぶん生涯最後のペーストw

■銅線ハンダメッキ方法■

初心者向けです。

基板などにはんだ付けする前に銅線にハンダを乗せるハンダメッキ仕上げをしておくと、後のはんだ付けがラクになります。でも、いくつかの電子工作系ブログ、主にソフトウェア寄りのブログで「銅線にハンダが乗らない」と苦労している人を複数見かけたので、イニシエの技術を一つ。
  1. 被覆を剥く。高いものではないのでワイヤストリッパーを使いましょう。人生が変わります。
  2. ハンダごてにハンダを少し載せておきます。
  3. 露出した銅線をはんだペーストに突っ込みます。溶けて広がるので、ついてるかどうか分からない程度の少量でいいです。
  4. ペーストのついた銅線をハンダごてに当てます。
  5. ペーストを拭き取る。
  6. 基板のはんだ付けがすべて終わったところで、フラックスクリーナーIPA無水アルコールなどできれいに掃除しましょう。

なんということでしょう、ハンダが吸い込まれるように銅線に広がっていきます!

ハンダにはフラックスが封入されていて、はんだ付けする時に溶けて広がるのですが、蒸発しやすいのでハンダメッキするような時は常にハンダを供給しないとうまくいきません。でもこのように対象物にペーストを付けておくと、被覆を剥いて時間が経ち少し褐色になったような銅線や太くて熱の回らないごつい端子ですらハンダの方から勝手にしみ込んでいってくれます。

これは秋葉原の店先で真空管ラジオ作っているおっちゃんがやってたテクニックです。見たのはもう45年前、確か土橋くん山科くんと一緒だったな(笑)。どうして中学校の同級生の名前は覚えているのに新しいAPIを覚えられn(ry

なおハンダペーストは糊状になったハンダ(ハンダクリーム / クリームハンダ)ではないのでお間違いなく。

ハンダペーストは基板、特に精密基板には使わないこと、とメーカーのWebに書いてありますので、守ってくださいね。基板にはフラックスを使いましょう。上でも書きましたが、半田付けが終わったら、ペーストやフラックスはきれいに掃除しましょう。フラックスは無洗浄タイプもありますが、掃除しておくと見た目がきれいになり、ハンダ不良を見つけやすくなります。

よくブログに焦げたフラックスそのままの写真が上がってたりしますが、きれいな方がいいじゃん?(語尾上げ

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