2016年10月8日土曜日

単純強力なヘッドホンアンプを作る


アンプ作るのも久しぶりです。DACの出力をD級アンプにつないでヘッドホンで聞く、なんてのはよくやっていますが、「アナログ入力▶増幅▶アナログ出力」という純アナログな装置としてのアンプを作るのはおそらく中学生以来。技術家庭の授業でプリント基板をエッチングしICなどをはんだ付けしてアンプを作ったですよ。ああ、その時だけスターだった私w

私は耳が遠いので居間でアニメなどを嗜む際にはヘッドホンを使っています。ソニーの赤外線ヘッドホンアダプタを使っていたのですが、落としたら片チャンネルから音がでないよパッキュラマー。でも、今は単体の赤外線アダプタって売ってないし、FMは安くて音質のいい受信機が見当たらず、Bluetoothは送信側も必要なのでコスト高い…ということで、もうワイヤ接続することに。が、ヘッドホンをつないでしまうとスピーカーから音が出なくなり、ヨメ(実在)と一緒に見られなくなってしまう。

…というわけで、ヘッドホンアンプを作るのです。

■構成、回路など■

ポタアンなどに使われている高音質オペアンプも試してみたいのですが、私の聴力だと音量不足になる懸念があったので、今回は実用性を優先して手持ちのLM4880を使います。2ch 250mW 8pin DIP。

当初は仕様書の推奨回路そのままで作ろうと思っていたのですが、「そういえばこのチップの評価ってどうなんだろう?」と思い、「LM4880 いい音」でググってみたら、下記のページを発見しました。

正負電源にして出入口のコンデンサを無くした回路で、とてもシンプルです。取扱を簡単にするためにはいろいろ細工が必要ですが、それは後にしてとにかく作ってみます。

マンガンを使い捨てにするのももったいないので、エネループ単4☓2☓2本で行きます。当初、2本入り電池ボックスを2つ使おうと思ったのですが、手持ちがなかったので4本のボックスを使い、中間からGNDを引っ張り出しました。

■調整■

最初入力/帰還抵抗ともに20kΩで試したのですが、私の聴力ではボリューム最大+114dB/mWのヘッドホンでもやや不足気味でした。入力抵抗を10kΩに変えてみたところ、だいたいボリューム中央付近でちょうどよく聞こえるようになりました。

音質は、今日は耳鳴りがひどくて音質評価以前なのですが…とりあえず赤外線ワイヤレスと比べて特に良くも悪くもないので、テレビを見るには十分かなと思います。低音はちょっとボンつきますが、ベースの音も伸びていて良い感じです。会話を聞くにはちょっと邪魔な特性ですけども。

さすがにジャンパワイヤのまま使うわけにはいかないのでユニバーサル基板に組み込まなければ。

そのうちNutubeをプリアンプとして使いたいです。12vぐらいで動かして、正負電源を用意して…結構面倒だなぁ。

たぶん、今頃世の中で100人ぐらいのヒトがこれを使った回路を設計していると思うので、手頃なキットや基板が出てくるのを待っているんですけどもww

nutube


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